ぽぴぃのひとり言

ためになることは書いてません。

月3万円の生活費

私は今1歳になったばかりこ幼子と一緒に生活をしている。お腹をくすぐると「ギャッ!ギャギャッ!」と体をよじって笑う、クセが強めな可愛い我が子。

 
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出産後はじめて子どもを連れて実家に帰省した時、母から衝撃的な話を聞いた。
母が父と結婚したとき、「今月はこれでやりくりしてくれ」と父が手渡した金額が3万円。
それは兄や私が生まれてからもしばらく続いた。子ども2人を抱え、更に将来に備えてお金を貯めるのは大変だったと思う。足りない分は独身時代に貯めた母の貯金から捻出していたらしい。
残りの給料は父が管理していたが、貯金をするような甲斐性も無く、酒とタバコとパチンコ、そしてある時は謎の健康器具に消えたそうな。
そんな父は50代を前に病気で倒れ(健康器具の効果なし)、母に介護してもらいながら余生を過ごした。もう亡くなってしまったけど、本当にしょーもない父親だったなぁ…。優しくて面白い憎めない人だったけど。
 
昔から「うちは貧乏だから」が母の口癖で、私はそんな我が家が惨めで嫌いだった。
母は働き者で倹約家。母を尊敬していたが同じようにはなりたくなかった。結婚したら自分も母のような役割を求められるのかと思うと家庭を持つことが怖かった。
 
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そんな私も縁あって良き人と出会い、結婚して子どもに恵まれた。我が子には自分と同じ思いはさせたくないと思うけど、必ず何かしらの不満や葛藤を抱かせてしまうのだろう。
そんな時には親のことをボロクソに言ってくれ。遠慮や感謝なんてしなくていいから、親を反面教師にして自分なりに色々やってみてほしい。最終的に自分の足で生きていけるようになったら、それに勝る親孝行はないと思っている。
 
まだ0歳の我が子よ。
頭でっかちな母は今からこんな反抗期のシミュレーションをしては大層なことを言っているけれど、出来ることならどうかお手柔らかにお願いいたします。